2006年8月19日アーカイブ

 このところカツ丼が食べたくて、食べたくて仕方がない。でもトンカツは揚げている。その上、卵でとじているのだからカロリーが高い。こんなことで悩んでいたら浮かんできたのが「他人丼(たにんどんぶり)」である。
 でも「光陽」に他人丼があるだろうか? 玉子丼はある。玉子丼は玉ねぎを甘い汁で煮て卵でとじる。これじゃあまりにもの足りない。
「おかあさん、他には丼物ないかな」
「そうね玉ねぎと肉を卵でとじた肉丼があるわよ」
「それ他人丼じゃないの」
「他人丼、そうよ他人丼よ。名前が出てこなかったの」
 そして『光陽』で出てきたのが驚いたことに豚肉を使ったもの。そう他人丼の「他人」が豚肉なのだ。この他人丼のうまいこと。これでみそ汁、お新香つき500円だから、土曜日は他人丼に決めてもいいくらいだ。

 これで暇そうな年寄りにいろいろ聞いてみた。「当たり前だろ。他人丼は豚肉で作るの」。そして飛び出してきたのが「開化丼」という丼の名前。それが牛肉と卵を合わせたもの。でも子供の頃の記憶をたどると、それが他人丼だったはず。
 さて最後に整理してみよう。ボクの記憶が間違いなければ関西、四国での「他人丼」は牛肉を使っていた。関東での「他人丼」は基本的には豚肉を使う。牛肉を使ったものは「開化丼」となる。そう言えば関西とか四国に「開化丼」というのはあっただろうか? 

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