和菓子・洋菓子の最近のブログ記事

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疲れていると、体力的にも心の方もボロボロだったりすると、
ついつい甘いものが恋しくなる。
ボクの場合、「甘いもの」とは音楽、書籍、食べ物だけど、
疲れているときに聞くのはPPMだったりS&Gだったりブルックナーだったり、
読むのは宮沢賢治に井伏鱒二。
聴くのも、読むのも子供の頃かっら好きなものばかり。

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でも食べる甘いものは非常に多彩だ。
日本各地を歩いているので、土地土地のものを買ってきて、
「おいしい」と幸せになれる。
今回のものは尾鷲市九鬼にある錦花堂『九鬼水軍 虎の巻』。
九鬼の港の水辺にあり、九鬼なので「九鬼水軍」というのがいい。
静かな静かな漁村の片隅にひっそりある上品なたたずまいの店で
予約があるのでと断られて、一本だけしか分けていただけなかった。

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要するに虎巻きというやつで、堅いカステラ生地を虎模様に焼き上げ、
カンテンで寄せたアンコを巻き込んだもの。
まことに素朴ながら味は非凡。
なんともあんこがうまい。
甘さがほどよく小豆の風味が生きている。
生地もしっとり好ましく、1本しか買えなかったのが返す返すも残念であった。

ちなみにこの菓子を教えてくれたのが市長の岩田昭人さんなのだけど、
日本酒だけでなく、甘いものも大好きなんじゃないかな?

錦花堂 三重県尾鷲市九鬼町1171-4

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一旅に一街歩きするのがボクの流儀。
まったくの仕事旅でもなんとかして、
「知らない町を歩く」ことにしている。
そして何が何でも買うことにしているのが、その土地の和菓子。

今回は三重県松阪市の寂しすぎる商店街の一角にあった
老舗和菓子店『福徳餅本舗』の福徳餅。
正真正銘の餅にあんこという、まさに正攻法の一品。
このような単純な和菓子ほどそのアイテムである
餅とあんこの良し悪しが問われるのだが、
もちにかぶりついた途端に餅の旨さに感激し、
その中に巻き込まれたあんこのうまさにノックアウトされてしまった。
夕暮れ時に立ち寄ったので、ほとんど残っていなくて、
二個だけ買ったのが大失敗であった。
芭蕉も本居宣長も悔しかっただろうねー、
福徳餅が天保に誕生したなんて。

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また店のショーケースに「手洗い餅」の文字があって、
子供の誕生を祝って作るものだという。
箱にも子供の誕生を祝う犬張り子と
でんでん太鼓の絵柄ののし紙がついている。
子供の誕生を祝う菓子が、なぜ「手洗い」なのか、不思議だ。
「名称・名前」の世界はまことに奥が深い。
こんどお願いして一箱買ってみたいものだ。

福徳餅本舗 三重県松阪市湊町239

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