2007年10月アーカイブ

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 八王子総合卸売センターにあたらしい食事どころが出来た。隣の八王子綜合卸売協同組合の食堂が一軒撤退したところに、すかさずというタイミングが素晴らしい。場所は『市場寿司 たか』の隣、その名を『さくら』という。この店、ラーメンを中心にした中華の店だ。

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 まずは開店と同時にスタンダードな中華そば(500円)を食べてみる。これがなかなかユニークな味わいである。どこかしら甘いのだ。中華そばが甘いのはやや苦手だが、スープ自体はうまい。このスープには魚貝系が少々と鶏ガラが合わさっているのではないか? こんな想像が出来るところが楽しい。また麺だって太目のストレートで優れたものを使っている。

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 この中華そばの味わいに味噌が合うと感じたものの、次に入ったらつけそば(600円)が気になってきた。これもまたかなり独創的な味である。醤油味の底に甘酸っぱさが潜んでいて、ピリ辛がくる。特製の唐辛子味噌があって、これを入れると辛さを旨さが倍増する。これはうまい。何と言っても太目の麺と汁のバランスが面白く、そして旨味がある。これは月に数度は味わいたくなりそうだ。

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 そしてとりはというとニラレバ定食(800円)。これもやや甘めの味つけ。この店のこの甘味はなにから来ているものやら。明らかに好き嫌いが分かれそうだが、飽きが来ない味つけでもある。

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 とかく市場の食堂というと無難な味で通すところが多い。そこにこんな挑戦的な店が来るなんて驚きでもある。たぶん、この試行錯誤、努力のあとが感じられる品書きには熱狂的なファンがつきそうである。
 さて次回はボクが本命とにらんでいる“さくら味噌タンメン”をお願いしてみるのだ。

八王子の市場のことは
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
ラーメンのことはさやぴぃさんの「らーめんデータベース」へ
http://www.geocities.jp/sayapie3838/database.htm

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十一屋のいいところは店員さんが和気あいあいであること

 八王子綜合卸売協同組合「十一屋ジャパン」の店頭が秋深まるにつれて楽しくなってきた。自家製の白菜漬けはもとより千葉県の鉄砲漬け、山形の「晩菊漬」、京都のすぐき、しば漬け、ネギの醤油漬けに、そろそろべったら漬けも並びそうである。

 この「十一屋ジャパン」という変な名の由来はわからないが、店に並ぶのは社長自らが全国をまわって集めてきたもの。そこには自家製をはじめ、各地の名産漬物、味噌醤油などの調味料たちが溢れ、見ていてとにかく楽しい。楽しくてついつい試食、試食して一袋二袋と買ってしまう。

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この怪しい男は誰だ? 漬物を見る目が鋭すぎる

 だいたい沢庵(たくあん)だけでも10種類くらいある。毎週一種類ずつ食べていき、さて「十一屋ジャパン」の沢庵を制覇したぞ、と思ったら目新しいのが加わっている。

 ボクは魚を見るために、毎日八王子綜合卸売協同組合に足を踏み入れる。そして間違いなく「十一屋ジャパン」の前の通路を通る。そして一品、二品、漬物の試食をする。店頭に並ぶ漬物から四季を感じることもしばしばある。これがとても楽しいのである。

十一屋ジャパン
http://www.juichiya.net/
八王子の市場については
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html

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