2006年10月 6日アーカイブ

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 千葉県には素晴らしい醤油が数ある。大手と言われるヤマサ、キッコーマンの影にあって小さな醸造元が素晴らしい醤油を作っているのだ。ただ多くは利根川流域に多く、千葉と言えど地域は限定される。
 そんななか内房富津市にポツンとあるのが宮醤油店である。富津佐貫は室町時代からの古い城下町だ。ただし今や商店も少なく非常に寂れてしまっている。城下町を思わせるのは『宮醤油店』あたりだけである。
 さて『宮醤油店』が作り出すのは登録商標「タマサ」の「かずさむらさき」。「タマサ」のマークにはお決まりの「上」の文字。1リットル入りの丸大豆しょうゆで530円である。この廉価(平均的なしょうゆと比べてのものではない)なしょうゆの味わいが我が国でも屈指のうまいものなのだから驚きである。なによりもいいのはつけしょうゆとしても煮込みに使ってもいいというところ。思うに千葉の飲食店などで「タマサ」を置いていると、間違いなくうまい店である。
 また余談だが、木更津のきんのり丸さんと話をしていて『宮醤油店』のことが意外なところから出てきた。富津の竹岡に「竹岡ラーメン」というのがある。それはチャーシューを醤油だけで煮込むのだけれど、そこでは『宮醤油店』のものしか使わないんだそうだ。竹岡は何度も通っている。今度行くことがあれば必ず食べてみたい。きっと「タマサ醤油の」の新しい味わいを感じられそうだ。

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宮醤油店
http://www.miyashoyu.co.jp/index.html

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