2007年5月 6日アーカイブ

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 神保町界隈に親しんで30年以上となる。まあその変ぼうぶりは見た目以上のものがあるのだ。とにかく個人商店が消滅し、チェーン店ばかりになってしまっている。その昔には路地裏には子供が遊び、どこかしら下町に似た雰囲気があった。でも今や、たぶん戦前からの町っ子はいなくなってしまって、ここに暮らすひともわずかだろう。
 そんな神保町に豆腐屋が残るなんて奇跡に近い。
 神保町の水道橋寄りの一角。やや寂しい街角には高齢者センター、愛全公園、周恩来の碑(これなんだろう)、意外に古いビルや個人商店が残る。そこにあるのが『新星食品』である。まあビルが所狭しと建ち、無機質に変ぼうする神保町にあってまるで取り残されたように残る二階屋の古めかしい建物。

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 ここで豆腐を買うのは初めてではない。でも、ここで豆腐を買いもとめたのが何十年前のことなのか思い出せないくらい昔々のことだ。それで初めて豆腐を買うかの如く豆腐160円2丁を求める。東京の古い豆腐屋らしく絹ごし豆腐がないのがとてもいいのである。
 この豆腐、まあ味わいは平凡なのだが、神保町に唯一残るものであると思うと感慨深い。

新星食品株式会社 東京都千代田区神田神保町2丁目20

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