2008年4月26日アーカイブ

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 隠岐で「こじょうゆ」というのは、要するに「もろみ」と言われるものの一種である。よくキュウリと合わせて「もろきゅう」というのがあるが、大豆や麦の粒がそのまま残った醤油と味噌の中間的なもの。日本各地に残っていて、「ひしお」「しょうゆのみ」などとも呼ばれる。
 隠岐では、これにホンダワラや野菜などを漬け込んで、金山寺みそのようにも作る。
 このような食品が今も残るのは米食との関わりからだ。白いご飯にのせて、非常に合う。昔の人なら「こじょうゆ」があれば他におかずはいらないというほどだったのだろう。
 さて、日本のどこにでも多少の違いはあるにしても、ありふれた存在の「もろみ」として海士の「こじょうゆ味噌」が他の地域のものよりも優れているとは思えない。ただし、麹と塩だけでは、塩辛く、今時の嗜好に合わないだろうと思ったものか、もち米、味醂、水飴などを加えている。これの甘味もほどほどでいい感じだ。我が家では、この味なら食卓にあってうれしい。

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 最近は、朝、ご飯を食べない家庭が増えているというのだが、このような「おかず的なもの」をもっと取り入れると、ついつい「朝、ご飯が食べたくなる」に違いない。

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こじょうゆ味噌で「湯漬け」が最高にうまい

 最後に海士(中ノ島)で売られてる、また商品開発されたものが非常に優れているのに驚く。確かにデザインなどは今時の広告代理店などのつくるタイプのもので、ある意味味わいに欠けるし、また低級に思える。でもここまで考えた商品を作り出す能力を小さな島が持っているのは驚きを感じる。
 例えば、この『こじょうゆ味噌』パッケージの素晴らしさはどうだろう。大きさが選べること、そして小分け商品であるから割高だが、非常に使いやすい入れ物で、使い終わっても、また食品を保存するのに、ま利用できる。またラベルデザインも、やや整いすぎて、島の素朴さを失ってしまっているが「品がいい」。
 他の隠岐の島々にもこのような商品開発能力があったら素晴らしいものだと、ボクなどしみじみ思う。

ふるさと海士
島風便
http://www.ama-cas.com/index.html
島根県庁
http://www.pref.shimane.lg.jp/

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