三河から尾張へ、国道一号線を走っていて大きな「きしめん」の文字に惹かれて入った店。すぐ西に熱田区二番2の歩道橋が見える。
真っ黄色のデカイカンバンの割にいたって庶民的な店。注文したのは肉丼ときしめんのセット。これが残念ながらメニュー(セット)名を忘れてしまったが690円。考えてみると「きしめん」を食べたのは名古屋駅地下と新幹線のホーム。新幹線のホームのはなんとも美味でおかわりしたいくらいであった(古い記憶だが)。
それで少々期待したら、その期待には届かないものの美味。つゆはかつお節の風味がきいていて、やや甘めで、穏やかな味わい。きしめんはつるり、これは平凡かな。肉の丼はなぜかゴマ油の風味があり、これは苦手な味。空腹に耐えかねて丼を頼んだのは間違いだった。
カンバンがデカイのでクルマから見つけただけで入った「めん処 庄吉」、仕事場の近くにあると気軽でありがたい店だろう。店員さんの感じもよく店内は清潔。でも、わざわざ食べに来るほどでもないが意外にこんな店が街には必要なのだ。
さて久しぶりにきしめんを食べた。それで名古屋のきしめんとは、というと全体にやや甘口、それでいてくどくない汁につるりと平べったい麺。やはり名古屋に来ないと食べられないぬるい味わいであった。
めん処 庄吉 名古屋市熱田区二番
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