2006年9月 7日アーカイブ

 市場にはときどき場違いなものを売っているときがある。まああまり売れなくて吹きだまってきたものもあるだろうし、また地味だが永遠と売れているもの。隠れたベストセラーというのもある。でもこれはないだろう? とビックリしたのがビンからペットに変身したコカ・コーラのドクターペッパーである。
 初めてお目にかかったのは上京してからだから1975年以降のこと。どうも西日本には売っていなくて東京と沖縄だけで売られてたらしい。同じクラスになぜかこればっかり飲むヤツがいたのだ。驚いたことに、その当時、お茶の水界隈にこれが売られていた。ソヤツ、「煙草をのむならゴロワーズ、炭酸ならドクターペッパー」なんて気取ったことを言っていたな。言っていることと外見がコイツくらい釣り合わないのも珍しい。つられて買っては見たものの一口飲んで持てあましてしまった。耐えられないのはサクランボのような、でも気持ち悪い香りである。
 そのドクターペッパーを30年振りに飲んだのだが、やはりこの香り、風味だけはダメなのだ。

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