2007年2月18日アーカイブ

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 浅草から千束に抜けて、南千住までの無駄歩きは、賑やかな浅草から北上するにしたがって人影まばらになってきて、観光客は消えて、日常的な商店街の風景に変わる。ここから千束に抜けるとソープランド街となるのだが、竜泉へとまっすぐ進むと、いたって在り来たりな下町の住宅地になる。
 この浅草と千束、竜泉の切れ目アタリにあるのが「竹松商店」である。通りかかるといつも買い物をする主婦で賑わっている。生の鶏肉の品揃えも豊富だが、その買い物客のほとんどは店頭に置かれている鶏肉のお総菜目当てだと思われる。

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 このお総菜を一度買ってみたかったのである。焼きとり、ローストチキン、ケースの中には魅力的なものがいっぱいある。みなそれぞれに魅力的でうまそうなので、全部買いたくなる。それでも無駄歩きの途中だし、せめて2種類くらいにしておきたい。
 仕方なく、「お勧めはなんでしょうか?」と聞くと「ウチの名物は“なか焼き”です」というので、素直にたっぷり買い込んできたのだ。
 この「竹松商店」名物の“なか焼き”が面白い味わいだ。どちらかというと穏やかな醤油味で、身がふっくらと柔らかい。こまったのはスパイシーではなく、そんなに特別うまみがあると思えない鶏肉の味わいなのだが、食べていて、食べ飽きないのである。「いくらでも食べられる」という表現がぴったり合う。
 もしかして、この穏やかなタレの味わいは、昭和の、例えば30年代の味わいかも知れない。食べていてとても懐かしい。

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 またこの店の生肉のショーケースに鶏皮、レバー、砂肝、ハツなんかがバットにのせられている。これなどボクは見ているだけでワクワクする。こんど鶏皮200、レバー300、ハツ200、砂肝200、それに手羽もとに、鶏こま切れに、端から端まで全種類買ってしまうつもりだ。

竹松食品株式会社 3874-5252 東京都台東区浅草3丁目38-3

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 関東の味噌は基本的に米麹、大豆味噌である。これが西に行くと、まだまだ米麹味噌は多いのであるが、ぽつりぽつりと麦麹の「麦味噌」が見られるようになる。我が徳島はその昔、三河から蜂須賀家が来て江戸時代を統治したために、なぜか米麹大豆味噌もしくは三河味噌のようなものがありで、四国では特異なところであるが、愛媛など明らかに「麦味噌圏」となっている。特に宇和島などでは麦麹に加える穀物も麦という、麦麹麦味噌なんてある。
 また海を渡って九州に行くと、ここは「麦味噌大国」となる。
 なかでも長崎はひょっとしたら味噌は麦一色ではないだろうか? 確か「長崎みそ」「チョーコー」なんて比較的大きなメーカーも「麦」だったはず。
 そこに今回の「島原みそ」が八王子にお目見えした。麦麹に大豆と麦を合わせた、比較的「麦比率」の高いもの。当然、味わいはまったり柔らかく、そして甘口、その上に麦独特の風味も強いもの。
 これがなんともうまい味噌なのだ。香ばしい麦の香りがみそ汁にも、千葉県などで盛んな魚貝類の「みそたたき」なめろうにも向いている。また分葱のぬたなんて甘口のせいかネギの香りが浮き上がってくるようである。
 今回の「島原みそ」は八王子綜合卸売センター「伸優」で扱っているもの。魚貝類好きにもお勧めである。

島原みそ醸造元 長崎県島原市大手原町2130-30
伸優
http://www.shinyuu-ok.com/
八王子の市場に関しては
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html

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