ぜひともこんな店が近くに欲しいと痛切に感じたのが入間市の「タジマ」である。なんとなく小腹が空いて入って、いちばん値段の安いハンバーグを注文したらこれがまことに素直にうまいものであったのだ。しかもご飯、みそ汁かスープがついて600円。
平日の午後、店内には暇そうな主婦達。そこにどのテーブルに座ろうかとデカイ腹のオヤジが入ってくる。そういえば店のカンバンには藤村有弘というかドンガバチョにそっくりなイラスト。やはりハンバーグときたらデブオヤジなのである。
窓際の席を見つけて外を見るとこきたない中華料理屋「十八番」が見える。ここも外見のすごさに違わずうまそうではあるが、レストランの雰囲気からするに落差を感じる。ここにメニューと水を持ってきたのがほどよい存在感の娘さん。なかなか可愛らしく、それでいて清楚な感じがする。
それほど飢餓の状態にはないのでハンバーグと生ビール小。「ハンバーグにはご飯の他にスープかみそ汁がつきますが?」と聞かれたが水分はビールで充分なのでお断りする。かっこいい!
ほどなく生ビール。これがうまいのだ。いったいどこのメーカーなのか? 聞こうと思ったらじゅうじゅうと音を立ててハンバーグが到来。これがなかなかうまいのである。うまくてご飯の存在を忘れてしまう。結局ご飯は鉄皿に残るドミグラスで食べる。カッコ悪!
鉄板に焼けこげるドミグラスソースが香り、それだけで我を忘れてしまうのだ。ハンバーグはやや平凡ながら「本当にこれが600円なのか」と言う驚きはある。
ここならジャンボハンバーグを食べてみたいものだと、清楚な娘さんに料金を支払いかっこよく入間を後にしたのだ。
ハンバーグの店「タジマ」 埼玉県入間市扇町屋2丁目2-1
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神保町すずらん通りの『キッチン南海』カツカレー
離婚した(笑)父の実家のレストランを検索してみたら、ぼうずコンニャクさんのブログに!!
そう言えば母が、ハンバーグの種をよくもらってきたと言っていました。
また今度行ってみよう。
へー、と驚きました。ちなみにyamakiさんのルーツは入間なんですね。