秦野駅前からクルマで10分ほどのところに「実朝の首塚」がある田原ふるさと公園というのがある。そこにある「ふるさと伝承館」という農産物なども直売する建物の一角にあるのが『そば処 東雲』。ここのそばがうまい。
当日は、山を谷ありの道を超小型折り畳み自転車で駅近くから50分もかかってたどり着いた。顔が真っ赤になって座り込んだのだから、きっと店のおばさんも驚いたことだろう。ついつい生ビールをグイ。
人心地ついてから、腹がペコペコになっていたので「天ざるセット」930円を注文した。これは天ざるに古代米のご飯と漬物がついたもの。いつもならきっと大盛り天ざるにしていたはずなのに空腹感のために米粒が食べたくなったのだ。考えてみれば白めしが好きなので、古代米だろうが炊き込みご飯だろうがうまいと感じるはずがない。これは失敗だった。まあそんなことは置いて。
主役のそばは太い細いがあるものの、香りが高く味わいのよいもの。これは鄙の良さがあるというか、都会のそば屋のように無個性で変に洗練されていないところがとても好感が持てる。また薬味のネギの味わいも、精進揚げの野菜も新鮮なためだろうか、まことに味わい深いものだ。次回は天ざるの大盛りと心に決めて、また遙か駅前まで自転車をこぐのだ。
●この『そば処 東雲』のある「ふるさと伝承館」には農産物直売所がある。これもすごくいい。でかい柿を2袋、里芋、ステックセニョール、漬物などたっぷり買い込んできた。
2005年11月27日記す
秦野東地区農産物直売研究会
http://3net.jp/denshokan/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
今年の初「冷やし中華」 後の記事 »
江東区住吉「きっちん さち」