9月に行った新潟、長野の旅ではたくさんの美味に出合えた。そのひとつがうどんのような乾麺の「おざんざ」である。大町市の『倉科製粉所』の店舗で購入したもの。一袋380円と値段から言ったらかなり高級な乾麺。でもその名前に惹かれてついつい買ってしまった。
この「おざんざ」であるが、歴史は古いものではなく、大町温泉のホテル『河昌』で考案されたもの。なんと納豆酵素、卵、小麦粉が材料。当然、納豆の香りがあるだろうと乾麺を嗅ぐが、なんの臭いもない。これを茹でたときに初めて、微かに納豆の香りがするが、茹で上がったら、小麦粉の芳しい香りはあるが、納豆の臭いは皆無なのだ。そしてその茹で上がった麺のつや、そして喉越しの素晴らしさ、これは半端な美味ではない。たぶんうどん状の乾麺では最高峰のものだろう。
あずみ野河昌 長野県大町市大町温泉郷2860-1
http://kawasyo.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
東向島「興華楼」のラーメン 後の記事 »
市場魚貝類図鑑・築地の土曜会のこと