「麺・DINNING 毘沙門天」は豊田駅から住宅地へ北上しての目立たない場所にある。昨年の12月にこの前を通ったら「12月20日オープン」とあって、「新しいラーメン屋が出来るんだ」と楽しみにしていた。そして店名が「麺・DINNING 毘沙門天」なのである。外見からしても「今時の店だな」、っと思って今年になって実際入って見ても「今時の店だな」と思った。こぎれいな店ではあるが気楽にラーメンを食べるという気分になれない。酒が飲めるし、おつまみや一品料理もある。そこでオヤジには来てほしくないのかも知れない。「ある程度オシャレな店にしたいのか?」、とするとオヤジバリア設計かも知れない。
また店員の服装はこのようなものではなくて「渡る世間は鬼ばかり」のあれがいちばんだとオヤジは思うけど、若者はTシャツや黒ぽい前掛けや、普通の格好が落ち着けるのだろうか? 今時のラーメン屋の姿形が気色が悪い。
そして初めて入った店で必ず注文するのは、いちばんスタンダードなもの。品書きを見ると「ラーメン」があって、当然これしかない。
出てきたらなんとステンレスだろうか、受け皿に乗っている。これが不安定な感じでいやだな。また丼の選び方もいいとは思えない。どこか今時の女性が好みそうな絵柄、形。
そこに半熟の煮たまご、チャーシュー、海苔にちらしてあるのはワケギだろうか? それとゴマ。このあたりの取り合わせは好きでも嫌いでもない。でも煮たまごは「オヤジ殺し」だ。またスープは比較的澄んでいる。
そしてスープから。この味わいはいい。やや塩分濃度辛目、鶏ガラの風味がある、そして適度なアミノ酸の旨味。ここに少しだけ、魚貝類のアミノ酸が加わるといいかも。でもこのスープはいいな。そして麺であるが、嫌いと言うわけではないが、好きじゃない。あえてこれを選んだわけがわからない。ボクの行きつけの岩本製麺(八王子)などならもっとこのスープに合うのがあるように思える。
さて、この毘沙門天は「店の作りと雰囲気は大嫌いだ! けど、もう一度行ってみたいな」と思わせる店。手放しにうまいとは思えないがラーメンに関してはボクは好きだな。塩味の「鶏そば」というのもあって、それにも惹かれる。
ボクの感想はアテにならないので、詳しいことは「さやぴぃさんのデータベース」へ
http://www.geocities.jp/sayapie3838/database.htm
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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