山口県萩と言ったら日本を代表する観光地。そのむかし若い娘が行くところと言えば「萩・津和野」と決まり文句の如く決まっていたものだ。そんな観光地だからさぞやうまいもんがありそうだが、なかなか浮かんでこない。浮かんでこないままに萩港前の「萩しーまーと」に行ったら、マフグ料理をはじめうまいもんがわんさかあって、うれしい悲鳴を上げたのだけど、どうやらこの素晴らしい美味は萩を特徴づけるものではないらしい。道の駅「萩しーまーと」の駅長さんや、今回萩を案内してくれた篠原さん、出店者などの努力のたわもの。
その篠原さんが、早朝、コンビニお握りでもあるまいしと連れて行ってくれたのが、『どんどん』というセルフサービスのうどん店である。
外観をみたらまさしく古都萩にふさわしいもの。落ち着きがあって、まことに好ましい。
篠原さん曰く、
「最近朝ご飯というとここです」
とのこと。
その篠原さんが出色の舌を持っているのを知るのは後々のことで、この時点では「萩でうどんとはいかに」と疑心暗鬼であった。
篠原さんがご馳走してくれたのが、肉うどんとおむすびのセット。
テーブルまで運んで、西日本ならではの青ネギを放り込み、空腹に一口すすると、まろやかではあるがしっかりとかつお節の香りがあって、旨味も醤油の辛さも適度なうまい汁なのである。
うどんはもちもちした食感のもので、僕の好みではないが、それ以上に丼の中の総合的な味わいに感動する。
つゆのまったりした甘味は山陰の特徴ではないだろうか? このあたりも萩という地域性を感じられていい。食べているときには気づかなかったのだけど、山口県ならではの、わかめむすびというのがあって、これを食べなかったことに後悔すること大である。
さて、篠原さんならずとも萩の朝ご飯を『どんどん』で食べる人は多いようだ。まだ朝早いのに客足は絶えない。
スナダフーズ
http://www.s-dondon.co.jp/
萩しーまーと
http://www.s-dondon.co.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
鳥取県境港『お食事処 かいがん』で満足至極の朝ご飯 後の記事 »
旅日記風に。大阪黒門市場『みなと』のきざみうどん