一宇村のじゃがいも非常に美味

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貞光町明治橋にある「飯田食堂」のお昼ご飯は天下一品。
まあボクが子供の頃から食べていた味そのものだから、というのを差し引いてもうまいと思う。
さて、師走となり、冬到来ということで店の入り口におでんの鍋が置かれていた。
ボクは生粋の貞光っ子なので、おでんと言えば、なんといってもじゃがいもとなる。
それで早速箸でとったのがじゃがいも。

このじゃがいもがうまい。
まずかぶりつくと、じゃがいもの香りにほくっとした食感、舌触り。
そこはかとない甘みだって感じられる。
やや小振りで、箸でつまんでも崩れない。

「じゃがいもうまいだろ。一宇村(いっちゅう)のじゃけんな」
女将さんが汁をすくい取るお玉を持って、にこにこしている。
一宇は貞光の奥の奥、山また山のなかにある村だ。
その昔、二層うだつが上がる貞光の発展を支えたのは一宇村なのである。

「一宇(いっちゅう)のじゃがいもうまいんじゃな」
「そうじゃろ」
「これこうて(買って)帰れません」
「無理じゃな。あんまり作っとらんで」

あんまりほめたら、若女将さん(年若い女将さんという意味ではない。飯田食堂には女将さんが二代二人いて、若い方という意味合い)が少し分けてくれた。
一宇のじゃがいもは小振りで、最近人気のレッドアンデス(タキイ?)のように赤味を帯びている。

おでんをいろいろたくさんとって、うどんも食べて、おなかいっぱいになったのに、ついついじゃがいもをもう一本。
姫に「食べすぎだろ、おとう」とたしなめられる。

飯田食堂 徳島県美馬郡貞光町字町24
一宇村
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このページは、管理人が2009年12月12日 20:13に書いたブログ記事です。

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