市場には鮮魚や生鮮野菜を売るところと加工品などを専門に扱うところが分かれている。その加工品を扱うところで見つけたのがこれである。見つけてかれこれ3,4年になるだろうが夏にはなくてはならないものとなっている。
透明なパックに入っているのはキュウリ、みょうが、ししとう、なす、ねぎ、大葉、昆布、唐辛子などのみじん切り、これを独特の出汁で和えたもの。塩味がきいていて、そこに昆布ベースの出汁、ご飯にのせて噛むほどにキュウリやナス、ネギなどの野菜の味わいが浮き上がってくる。
夏ばてして食欲のない時期などに炊きたてのご飯にたっぷりかけてかき込むととても元気が出る。また冷凍庫に残ったご飯でも冷凍臭が消えておいしく食べられる。
さて、この「だしっ」であるが同じような加工品が山形には多いようである。そのどれもが味わいを違えて、また絶品である。どうも山形には野菜や漬物を刻んで食べる郷土食があるようだ。それにしても「だしっ」というのは引かれる名称である。これ、昔からある料理なのだろうか?
尾花沢食品 山形県尾花沢市大字萩袋1311 電話0237・25・2203
http://www7.ocn.ne.jp/~rescue/tsukemono/obanazawasyokuhinn.htm
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長野県大町市倉科製粉所「二八そば」