これはソバの実を脱穀してかなり長時間茹でて、そして天日乾燥したもの。徳島では「そばごめ」、長野では「そばまい」と言う。これは製粉以前のそばの古い形の食べ方。徳島ではこれを下ゆでして酒塩味で根菜類などと澄まし仕立てにする。ボクが子供の時から食べてきた「そば米雑炊」である。
使い方は簡単
1/やや多めのお湯で10前後茹でる。
2/ゆでたものを水洗いして、水切り。
3/別にかつお節だしか煮干し出しで温めると出来上がり。
かつお節出しは水に昆布を漬け置き、火をつける沸き上がってきたら昆布を取りだし、鰹削り節を入れて漉したもの。これに塩酒で味つけ。下ゆでしたゴボウ、ニンジン、油揚げ、そして「そば米」を入れて一煮立ちさせる。野菜は他に三つ葉、レンコン、ジャガイモなどを使ってもいい。また鶏肉などを入れても当たり前だがうまい。
徳島の山岳部ではもっとも日常的な食べ物。「そば米雑炊」を食べると間違いなく懐かしさがこみ上げてくる。
●徳島県では米屋などで普通に売っている
倉科製粉 長野県大町市大国町2248
http://www.sobakoya.com/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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