先々週、都内某所で酒を飲んでいた。かなり酔っぱらって、しかもどんどん小腹がすいてくる。そして大腹がすくのに時間はかからなかったのだ。
「なにかお茶漬けとか、お握り(東京ではおむすびだけどボクは四国なので関係ないのだ)とかないの」
と聞くと、
「ご飯がなくなっちゃったからね。うどんがあるから焼きうどんを作ろうか?」
と言うことでお願いしたら、まったく予想外であったのだ。酔っぱらっていたからだろう。関東では「しょうゆ味」なんだぞ、という意識が消えていたんだろう。目の前に来たものを見てがっかり。食欲も失せたのである。
あまりに残念であったので「焼きうどん」は子供の頃から「ソース味」でなければ食べる気になれない、と、今回、懐かしい「ソース味の焼きうどん」を作る。本来は加賀屋のお好み焼きソースで作りたいのだが切らしていて、今回は「イカリソース」。ビックリしたのはイカリソースはブルドッグに買い取られていたのだ。新聞などでは読んで知っていたのだが、今回ホームページを閲覧して改めて驚く。
まず、魚肉ソーセージか竹輪、キャベツを炒める。そこに熱湯でほぐしたうどんを入れてよく炒める。そのうどんなどをフライパンに隅っこに寄せて、あいたところにソースを入れる。ここである程度ソース自体に熱を通してからうどんと絡めるのだ(これは絶対に守らなければならない鉄則。ソースを具やうどんに直接かけるとまずい)。
これでビールを飲むのが、なんとも秋らしい味わいなのだ。できればコショウはわっせわっせと振ってほしい。
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お茶の水「中華料理 やまだ」のレバニラ炒め