ジョイフル三ノ輪を無駄歩き

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 今、ボクが致し方なく家族と離れて暮らすことになる。たった一人っきり、じゃあどこに住みたいかというと南千住都電荒川線三ノ輪橋近辺もそのひとつなのである。ここで寂しく悲しい時を送りたい、しみじみ人生を嘆きたい。そして、ボクと同じように寂しい美しい人がいる、なんてことはないだろうが、とにかく一人暮らしするなら南千住がいちばんいい。

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 ボクの三ノ輪無駄歩きは荒川線荒川一中前から始まる。ここから北に向かって1本目の通りに東京でももっとも賑やかで魅力的な商店街があるのだ。この商店街、今の名前を「ジョイフル三ノ輪」と言う。でも川本三郎さんの本を読んでいるとその昔は「南千住銀座」と呼ばれていたらしい。ボクとしては昔の名前の方が断然いいと思う。

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 さて、商店街を西から東に向かう。すぐの所に薬屋がある。ボクは子供の頃から薬屋をのぞくのが大好きだった。白衣、薬を調合するガラス張りの部屋。そのまま進んで左右にシャッターが目立つのは時刻が遅いせいである。
 左手にみそ屋、その先にしまっているが「専門の店 わたなべ 洋傘・ショール・スカーフ」という古びたカンバンがある。右手に惣菜を売る「大津屋」で煮物が専門であるようだ。

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 餃子屋、和菓子の「相州屋」。また惣菜の店があり、ここは揚げ物専門店。

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 左手に「砂場」があり、確かここは各地にある砂場の総本店であると記憶する。

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 そして兵之助刃物店。

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 そして鮮魚の「小川屋」。この店の刺身がうまそうであるが熱い時期で買って帰るわけにはいかない。

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 そして「パンのオオムラ」でイギリスパン(?)を2買う。ここのパンはとてもおいしい。

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 そこから少し歩いて魚屋を見つけるがすでに店仕舞いの最中。

 そのまま南千住駅に向かうべく東に向かうと「三ノ輪橋商店街」という暗い路地があり、そこに写真館がある。

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 またもっと暗い空間にお婆さんが新聞雑誌を売っている。ここまでくるとまるで昭和30年代に逆戻りしたような不思議な気分に陥る。

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このページは、管理人が2006年9月20日 18:58に書いたブログ記事です。

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