旅先でもついつい買って帰ってくるのが、納豆。納豆というのは高いものでも200円くらいだから、納豆フェチがお土産に買って帰っても、安心、お安い趣味なのだ。
そして長野への旅で見つけたのが「川中島納豆」なのである。いかにも武田信玄、上杉謙信の両雄が真正面からぶつかり合った川中島の合戦にあやかったがごとくであるが合戦場に近い上に、その名に恥じぬ味わいであるのが偉い。またパッケージに川中島の合戦をイメージしたイラストがあり、これも「お土産物」として使える要素となる。
話はそれるが1553年から始まる数度の川中島の合戦、早い時期に雌雄が決していたら歴史は変わっていただろうか? 桶狭間は1560年であり、織田信長はこの時期、清洲に城を移したばかり。でもボクの歴史認識からしたら武田、上杉では天下はとれそうに思えない。どう考えてもこの両雄は古い(日本では中世)室町大名の延長線上にあったとしか思えない。絶対に不可能であったとは思うが仮に全国支配が果たせたとしても、足利幕府同様脆弱で不安定な政権となっただろう。
さて閑話休題。
今回の川中島納豆は食べていて頬がゆるむほどの逸品。大粒大豆の風味、納豆菌のノビノビした健やかさ、そこから生まれてくる旨味、これらすべてよく、毎朝食べてもいい。
増屋納豆店 長野市篠ノ井布施高田
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