神田駅、四谷駅、阿佐ヶ谷か中野にもある「あじわい茶屋」、「あじさい」である。ここは新幹線や長距離列車の食堂車や車内販売、駅弁販売などをしているJR東日本と深すぎる関係を持つ「日本レストランエンタープライズ(日本食堂)」がやっている。
この店、はっきりいって面白くも何ともない、味も可もなく不可もなくといったところ。味わいからいったら低級である。このように昔ながらの親方日の丸根性まるだしの店舗はある程度のラインまで行くと平気で胡座をかいて高楊枝とお客にそっぽを向きかねない。このような例は高速道路のまずすぎるそばうどんの店と同様である。
だいたい駅構内というのは恵まれすぎた条件なのだ。そんなところで仕方なく入るオヤジに、ちょっとはうまいもん食わせてやろうなんて思わないのだろうか? もっとも人口比率の高い団塊の世代はこんな理不尽な画一的な血の通っていない立ち食いに怒りを感じないのだろうか?
特に中野店など信じられないほどまずい。また神田駅の構内でも店員のおばさんが会話しながらそばを作り、つゆは麺が顔を出すほどしか入っていない。その汁からはみ出したそばがチューブからしぼり出したような形である。割り箸は慎重に割ったつもりが安物なのだろう3分の2の部分でトンガリ君となってしまった。
私的にJRに願いしたいのは国鉄時代のしがらみを総て精算して新たに駅構内の存在理由・あり方を考え直して欲しいと言うこと。駅構内では場所柄、また地域の特色を生かせないか? 例えば長々と素晴らしい商店街の続く阿佐ヶ谷などうまい惣菜天ぷらの店があるし、またそば屋にもうまい店がいっぱいある。地元から「うまい店」を探して構内に1店舗作ってしまう。また他にも地域の商店との結びついた地域活性に一役買おうという意気込みはないのかねJR東日本。嫌なことに立川の「奥多摩そば」まで飲み込みやがって「この野郎」と怒りを感じてしまう。JRは一企業になったとはいえ、もっと大企業としてのモラルを持つのだ。
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神保町一丁目「とんかつ いもや」とんかつ定食700円