中華・および中華料理なのだ: 2009年1月アーカイブ

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 ときどき閃くことがある。
「こんなものあったらうまいだろうなー」
 なんてね。
 最近専用の麺を打つようになって、『さくら』の焼きそばは並ではない。
 むしろ特上の、しかも値段からして最上の喜ばしいものとなっている。
 でもボクは焼きそば自体があんまり好きじゃない。
 『さくら』のはゆで麺を豚肉野菜などと「炒める」焼きそば。

 どんなにうまいものでも、焼きそばの持つ、ベトっとしたところがいやなのだ。
 それじゃ、焼きそばにラーメンスープをそそいだらどうだろう?
 このベトベト感(これが大好きという人がいっぱいいる)、もたもたしたところが解消されるではないか?

 まささんにお願いして、懇願して作って頂いた。
「そんな面倒くさいものやれって、手間がかかりすぎだよ」
 まささん、いやいやながら超太麺をゆで鍋に放り込む。
 まことに「いつもすまないねーーーー」。

 さて、超太麺で野菜には焦げ目が入っている。
 ラーメンスープの中で適度に麺がほぐれていて、もたもた感は明らかに解消されている。
 焼きそばをスープと一緒にすする。
「ああああああああああ、のあああ」
 官能的な旨さが、ボクの脳髄に突き上げてくる。
「うますぎる」
 ときどきあまりに幸福感が強いと「いけないことをしてしまった」ような罪悪感を感じる。

 どうしてこんなにうまいのだろう?
 たぶん塩味と胡麻油のからんだ焼きそばとラーメンスープが接触する。
 スープ自体もうまいのだけど、焼きそばの香ばしい風味・塩味と混合して新しい旨さを作り出しているのだ。
 焼きそばはいつも多すぎる、食べきれないなんて持てあますが、焼きそばラーメンは「もっともっと欲しいの。だめ? だめだめ??」なんて訴えてしまいそうだ。
「まささん、もういっぱい作ってくれ!!」
 スープの最後の一滴まで飲み干して、まだ食べたい。
 こまったこまった新メニュー(?)なのだ。

八王子の市場に関しては
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/

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