市場・港でご飯: 2007年9月アーカイブ

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 市場通いをしていると馴染みの食堂が決まってくる。ボクの八王子の市場3つにあって、お決まりの店というのが八王子綜合卸売協同組合「光陽」である。
 ある日、市場でマグロ屋、肉屋なんかと無駄話して、飛び出して来たのが、八王子総合卸売センター「あけぼの」の話題。それは「店主はもともと有名中華料理店で修業した人で『やきそば』はゆで麺を使わないで蒸し麺を使っている。それがうまいのだ」とのこと。

 それで自宅にこもって仕事三昧に日に、のこのこと焼きそばを食べに出かけていった。それは市場の多くの店が片づけに入ってしまった1時過ぎのこと。
「あけぼの」は無愛想な店主と奥さんふたりでやっている。店は細長く、片方通路側に小上がりの座敷、反対側に厨房とカウンターがある。市場の食堂としては広い方だ。
「焼きそば」を下さいというと、「五目ですか? ソース?」ときかれる。中華料理の「焼きそば」なんだから当然、五目焼きそばに決める。
 注文すると、直ぐに中華鍋を振る音がして、ほんの数分で五目焼きそばがやってきた。これが素朴だが味のいい、中華料理店の「五目焼きそば」である。蒸した麺はともかく上にかかったあんがいい。この在り来たりだが、うまい「五目焼きそば」に味をしめて、なんどか「あけぼの」で朝ご飯や昼ご飯をとる。

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五目焼きそば

 日替わり定食というのが600円であったり、650円であったり。そこにチキンカツといううれしい品書きを見つけて、これがまた柔らかく、下ごしらえのちゃんとしたうまいフライだった。そして味噌タンメン、これもよかったな。

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うまいし、安い、日替わり定食650円

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味噌タンメン

 このような中華を中心に置いた、在り来たりだけどうまい飯を食わせる食堂がいちばんありがたい。最近では若い者はともかく、中高年でもファミレスでご飯なんてバカなことをするヤカラがいる。でももののわかった大人というのはやっぱり食堂がいちばんだと思うはずだ。
 八王子総合卸売センター「あけぼの」はいい食堂だぞ!

八王子の市場に関しては
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html

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