2006年9月 8日アーカイブ

 愛知を旅していて、必ず見かけるものに「寿がきや」の麺類がある。生タイプ、乾麺タイプのみそ煮込みうどん。うどんの汁や、ラーメン、まず愛知県内のスーパーに入って「寿がきや」の食料品を見ないで出ることは不可能だろう?
 その「寿がきや」のものは生、乾麺タイプの「みそ煮込みうどん」を買って帰ってきた。乾麺タイプは少し躊躇したのだけれど、これまたスーパーで食料品を見るのが好きだという、うなたろう君が「学校から帰ってときどき食べるんです」という言葉に惹かれて5個も買ってきたのだ。1個100円というのもお手軽な旅の土産である。
 ちなみに、ぼうずコンニャクのお土産はご当地系スーパーで調達したいと思っているのだ! 大手スーパーに負けないでがんばって欲しいな土着のスーパーさん。
 さて、この乾麺タイプのみそ煮込みうどんの味がなかなかよろしい。同時に生麺の「みそ煮込みうどん 八丁味噌」と比べてもなかなかよくできている。乾麺、しかも粉末スープ(生の八丁みそを加えるとなおうまいという情報をいただいた)なのに愛知の豆味噌、その渋みがよく再現されているし、なにより麺のシコシコ感がいい。今回はネギを薬味に生卵を落とした。ネギは忘れても生卵は必須アイテムである。腹減りオヤジの寂しい午後に、しか〜し、うまいなコレ。
 恐るべし「名古屋の味」、恐るべし「寿がきや」である。
 最後につけ加えるに「台湾ラーメン」が名古屋ならではの味であるというのを知らなかった。市内で食べるのは無理としても、生麺タイプがスーパーにあったはずなのだ。次回は「台湾ラーメン」にトライするのだ。

写真は我が娘が作ってくれたもの。ラーメン丼はないだろう。我が娘、もっと教育しなければ

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寿がきや食品
http://www.sugakiya.co.jp/
●「お魚三昧日記」からやむおえず移動しました。コメントをいただいた方は申し訳ない

 八王子綜合卸売センター「平成食品」とともに豚ロース肉の「薩摩しょうゆ漬け」を作り始めたら、またまた新顔の鹿児島の甘い濃い口しょうゆがどこからともなく到来してきた。非常にエキセントリックなピンクのラベル、そこに「ヨシビシ」とある。鹿児島市の醸造元。これもなかなか甘味が強く、豚肉の味付けや刺身しょうゆとしても使えそうである。河辺町のヤマガミしょうゆと同じような味わいだが、どちらかというとこちらの味わいの方が複雑でうるさい。

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吉永醸造店 鹿児島市西田2丁目2-3 電話099-254-2663 
http://www.yoshibishi.com/

 日本橋室町は大正時代まで魚河岸のあったところ。その名残が所々に見られる。そんな路地裏にひっそりあるのが『吉そば』である。店構えはいたって地味。紺の暖簾が下がるだけ。
 ここのそばがなかなかうまい。天ぷらの種類も多く、今回はレンコン。立ち食いそばでレンコンの天ぷらというのも珍しく、また味もいいのでビックリ。そばはやや太目、それがさっぱりとした中にも甘味と旨味しょうゆの味わいが調和した汁ととても合っている。銀座、代々木など9店舗あるチェーン店ではあるが、これは小諸そばにはない魅力がある。こんどはうどんを食ってみよ!

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はすそば340円
http://www.kknoah.co.jp/yoshisoba/index.html

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 北千住駅には幾筋もの商店街が延びている。そのひとつ、千住3丁目、4丁目を隔てるやや寂しい商店街にあった昔ながらの食堂である「美冨士」。なんときれいな店名であろうか? この店名をつけた方に拍手を送りたい。でも意外に苗字が「美冨士」さんなのかもしれない。
 表に「中華・洋食」と大衆食堂ならではの暖簾を掲げている。遠藤哲夫さんの「大衆食堂の研究」からすると「いかがわしさ」に欠けるものの、カレーライス、オムライス、チキンライスの「一皿盛り」「一膳めし」の多い典型的な店であると思う。
 そこで注文したのがカレーライスである。きっと出てくるのは昔ならではのライスカレー、すなわち家庭的な素朴なものであろうと期待して、その通りのライスカレーがきた。ジャガイモ、大きめに切った玉ねぎ、東京なので豚肉。ラーメン、餃子など中華系もこんど食べてみたいと思いながら店を後にする。
 この「美冨士」遠藤哲夫さんの真似をしてボクが勝手に「残しておきたい店度」というのを作ったら★4で高得点となった。

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