古く徳島県の結婚式では花嫁さんが嫁ぎ先近くで車などを降りて、近隣の人の前を歩く。このとき配るのがこの菓子である。
幼い頃、お嫁さんが来るらしいとばあちゃんに聞くと、飛び出して行きお菓子をもらった。当然、もうこんなことはやっていないだろうが、懐かしい。
ボクたち徳島っ子は「嫁さん菓子」と言うが本当は「池ノ月」というらしい。
薄くて甘ったるくて、そんなにうまいものではない。が、徳島県の結婚式にこれがないというと、どこかしらもの足りない。
佐藤製菓 徳島県阿波市市場町
古く徳島県の結婚式では花嫁さんが嫁ぎ先近くで車などを降りて、近隣の人の前を歩く。このとき配るのがこの菓子である。
幼い頃、お嫁さんが来るらしいとばあちゃんに聞くと、飛び出して行きお菓子をもらった。当然、もうこんなことはやっていないだろうが、懐かしい。
ボクたち徳島っ子は「嫁さん菓子」と言うが本当は「池ノ月」というらしい。
薄くて甘ったるくて、そんなにうまいものではない。が、徳島県の結婚式にこれがないというと、どこかしらもの足りない。
佐藤製菓 徳島県阿波市市場町
徳島県全域で造られている柏餅を包むのは「柏菜」とも呼ばれているサルトリイバラの葉。関東のようにカシワの葉ではない。
ここに餅粉の生地にあんをくるんで蒸す。ときにういろうのようなものを包んだものもあり、これがまたうまい。
岐阜県のどん詰まり、郡上市白鳥のco-opで買い求めたもの。簡単な袋入りで、そのデザインがいい。考えてみると「豆鉄砲」は作ったことがない。ボクの田舎で子供は杉のつぼみというのだろうか、それを球にした「杉玉鉄砲」ばかりを作っていたと思う。考えてみると「鳩に豆鉄砲」という言葉もある。
さて、どこが鉄砲なのかわからないが、ちょっと面長の大福のような生地で焼き目がついている。中は粒あんであったが、これがいい味。スーパーなどで売っているくらいだから大量生産のはずだが、これはうまいな。
会津若松市内瀬戸町というところに山田製菓店がある。主力製品が小振りの茶まんじゅうで「山田さんが作っているので"山田まんじゅう"」なのである。
そこの女将さんがたぶん「会津三大おもしろ女将」らしく、会津弁の「ぴったりこーん」とか「びっくりぽーん」とかを連発。めちゃくちゃおもしろい。
おもしろすぎる女将さんに教わったのが会津ならではという料理「まんじゅうの天ぷら」。おもしろすぎる女将のいうことなので、眉唾か? と思っていたら市内スーパーの総菜コーナーにも売っていた。
作り方は簡単至極、茶まんじゅうに衣をつけて、揚げるだけなのだ。
これがなんともうまい。衣をつけているのにまんじゅうの表面がサクっとしていて、あんこが温かい。これは会津人ならずとも好きに違いない。
別項にするつもりだが「山田まんじゅう」もうまいよ!
あんこ("彼女"という意味ではない)が好きで好きで仕方がない位なので、「ずんだ」はいやだと思っていた。それが仙台市内にある「餅」を看板に掲げた村上屋で「ずんだもち」590円を食べて、かなり「ずんだ」好きになる。
日光市今市『JAかみつが今市農産物直売所』で買った
「小麦まんじゅう」がおいしかった。
小麦粉に炭酸、すなわちふくらし粉を加えて練り、
あんこをくるみ込んで蒸したまんじゅう。
今市のは手のひらに2個のりそうな上品な大きさで、
ボクの故郷のバアチャンが
作ってくれたものの半分くらいしかない。
それにバアチャンのは
表面がでこぼこしているのに、
今回の作り手、福田征子さんのはするするしている。
味も上品である。
さて、原材料にある炭酸は古くは「ふくらし粉」、「重曹」、
最近ではベーキングパウダーのことかな?
この「炭酸」を使ったまんじゅうが懐かしい。
それにボクの目の前でまんじゅうのパックをあさりながら、
「ないなー、ないなー」と言ってたオバチャン曰く、
日光市今市には「まんじゅう作りの名人がおり、
早く行かないと売り切れるらしい」。
秋田には1988年と1992年、そして2011年の3回行っている。
初めて秋田に行ったときに秋田市民市場で見つけたのが
「豆腐蒲鉾」というものだと記憶していて、
すり身と豆腐を混ぜ合わせて蒸したものだったはず。
昨日、近所のスーパーに行った。
そこでやっていたのが秋田物産展で、
見つけたのが「豆腐カステラ」というもの。
しかも、一度立ち寄ったことがある、横手市で作られたものだ。
これが20年以上前に買ったと思い込んでいた
「豆腐蒲鉾」にそっくりなのだ。
どうやら秋田県には「豆腐蒲鉾」と「豆腐カステラ」があって、
形はそっくりだが後者にはすり身が入っていない。
「豆腐蒲鉾」は豆腐屋さんで作られていて、
「豆腐カステラ」は和菓子屋さんで作られている。
前者は水産加工品で後者は和菓子、こう考えていいのだろうか?
もしくは「豆腐蒲鉾」だと思い込んでいたこと自体が間違いか?
こんなことを整理するのが、好きなのだよね。
また秋田県、特に山間部に行かなければ!
さて秋田県の食べ物の特徴は「強い甘み」にある。
今回のものは甘さはやや控えめ、
微かだが豆腐の風味やほっくりした食感がある。
お茶うけには「?」だけど、
お弁当などに一切れ入っているといいと思うな。
藤倉食品 秋田県横手市横手町字大関越88