納豆図鑑: 2006年11月アーカイブ

 大月は山国らしいこぢんまりした懐かしい雰囲気の町だ。その一角に「スーパー公正屋」を見つけて入ってみた。これは明らかに地元系のスーパーである。山梨の地卵を売っているのもありがたいし、また生鮮品の品揃えもがんばっている。
 そこに見つけたのが地納豆の「富士納豆」。このパッケージが素晴らしい。正面に富士山、手前に川が流れて橋が架かる。この川はなんだろね、また手前には満開の桜。この絵柄を見るだけでも千金の値あり。
 納豆も突出した味わいではないが「大月」の地納豆としてはいい味わいだ。ワシは大好きだぞ、「富士納豆」。 

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 我が記事に対して「P」さんから以下の情報を頂きました。
「大月ICのすぐ近くにある藍屋の隣にわらぶき屋根の大きな民家(重要文化財)の建物があるんですが、そこが製造元です。本陣跡で、明治天皇もここに泊まったそうです。その記念碑の隣にある記念碑は『瓔珞みがく』(ようらくみがく)の歌碑です。これは先々代の社長置塩奇(おしおくすし)氏が「少年よ大志を抱け」のクラークで有名な北海道大学OBで北大の有名な寮歌「瓔珞みがく」を作ったこと記念して建てられました。これはレプリカで本物は札幌の北大植物園内にあります。置塩氏は長く日本納豆協会の会長をしておられたそうです。富士納豆。大粒で大豆の味を楽しめますね。私も大好きです。」

富士納豆製造所 山梨県大月市大月町花咲93

 大手の納豆を我がブログから排除して地納豆だけを取り上げることにした。そんなことで都内で納豆を買うのはもっぱら豆腐屋となる。この納豆も亀戸の「小川屋」で購入した。
 パッケージが非常に今風なのでてっきり大手だろうと勘違いする。それほど製品名も地納豆らしくない。きっと地納豆ながら企業努力をして大手に負けるまいとしているのだろう。
「大平納豆」の名は墨田区大平の地名からくる。これなど四つ目通りにあって「四つ目納豆」というのと同じで非常に惹かれるところ大。これでパッケージが昔ながらのものだったらよかったのに。
 味わいはなかなかよろしい。

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太平納豆株式会社 東京都墨田区太平2丁目16-5 03-3622-5608

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