立ち食いそば・うどん: 2008年7月アーカイブ

kisimen080711.jpg
●クリックすると拡大

 意外に今まで新幹線名古屋駅を利用した回数は多くない。
 途中下車しない旅は最低だと思っているので、新幹線の駅もほとんど乗り降りの経験がある。
 さて名古屋は何回くらい利用したことだろうと思い返すと、3回は実際に覚えている。
 名古屋駅で乗り替えて奈良方面に、また名古屋周辺を無駄歩きしたこともある。

 そのたびに果たせないことがあって、それが新幹線ホームのきしめんを食べていないことだ。
 例えば6月、上りホームでのぞみを待つ間。
 なぜか立ち食いきしめんの店は満員。
 待つ間もなく、無念にも、のぞみはホームに滑り込んできた。

 となると、ぜひとも食ってみたい、と思うのは人情というものだ。
 それでやっと今月になって下りホームでいっぱいの、きつねきしめん410円を食べることが出来た。
 きしめんの謂われはいろいろあるだろう。
 まあそれはここでは語らない。
 外見的には“ひもかわうどん”以外のなにものでもない。
 さて、ここで問題なのが、名古屋市内でなんどか、きしめんを食べているのだけど、いちどもうまいと思ったことがない。
 みそ煮込みうどんは、彼の有名すぎる老舗で食べても、うまいものだなと感心したのだが、きしめんは全滅に近い。

 それで目の前にきたきしめんだけど、見た目はまことにうまそうだ。
 薄味の油揚げに血合いありの花がつお、わけぎに赤い蒲鉾もいい。
 そしてよかったのはここまでだった。
 きしめんには腰がなく、まあ、「きしめんには腰がない」のが当然なのかも知れない。
 そう思ってすすったつゆがまずい。
 出しがうまくとれていないのか、ぜんぜん旨味に欠けるものだった。
 全体のバランスからしても、この新幹線ホームのきしめんはかなり程度の低いものに思える。
 それなのにいつもお客がいるというのは、どうしてだろう?
 不思議だ。

 名古屋に行けるのは、さて次回は何時の日か?
 そこでうまいきしめんに出合うことが出来るのだろうか?

このアーカイブについて

このページには、2008年7月以降に書かれたブログ記事のうち立ち食いそば・うどんカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは立ち食いそば・うどん: 2008年3月です。

次のアーカイブは立ち食いそば・うどん: 2008年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。